■一年生二学期■
一学期で保存しておいたstudy.pflを開き、イベントリストにあるフレーム1のテキスト0001をダブルクリックしてください。
イベントのプロパティ編集画面が立ち上がりますので、↓のように数字を変えてください。
中心位置は、画像の中央に設定をクリックします。
このボタンで中心位置を「画像の左上」か「画像の中心」か切り替えることができます。
「サイズ」は倍率のことなので、さらに大きくすれば背景いっぱいにすることができますが、
現段階では他との重なり具合を眺めるために、小さめに設定してあります。
また「描画位置」のXとYは、数学の座標とは違い↓のようになっていますので、慣れるようにしてください。
予備知識:フラッシュの大きさは、初期値で320×320になっています。(変更の仕方は後述)
数字を書き換えられたら「適用」をクリックしてください。
次に、イベントリストの一番下の「---------」となっているところをクリックし紺色に反転させてから、
ファイルリストに用意してある『山』を右クリックして、イベントに追加を選択します。
テキスト0001の下にテキスト0005が追加されたはずです。
このように新しいイベントは、反転した場所の上に追加されますので、
追加する際はイベントリストの反転箇所を指定してから行ってください。
そうしてイベントリストに加えられた『山』=テキスト0005をダブルクリックし、↓のように数字を書き換えてください。
数字が書き換えられたら「適用」をクリック。(以降この説明は省略)
それでは、パラフラ左上のプレピュー⇒プレビューウインドウを指定してみましょう。
↓のようになっているはずです。
ここで、青い■が空を表す背景の役割をしていることに気づいたことでしょう。
イベントリストのイベントのプロパティ⇒深度は、奥行きを指定するためのものでした。
■が深度-1で、『山』が深度2。
同時に同じ深度にふたつの画像は表示できません。
注意:「イベントのプロパティ」の左下の「前面」ボタンをON(凹)のままにしていると、
「プレビュー」ウィンドウがその後ろに隠れてしまう場合があります。
次に、太陽に見立てた●を深度0に表示させてみようというわけですが、
空や山のように停止しているのでは、芸がないので動かしてみましょう。
ファイルリストに用意してある●を右クリックし、イベントに追加を選択します。
一番下の「---------」となっているところを反転させておくことを忘れないでください。
そうしてイベントリストに加えられた●=テキスト0002をダブルクリックし、↓のように数字を書き換えてください。
フレームカウントを今までの■や『山』の0から30に換えることによって、
深度の上に書かれていた『固定画面』が『通常画面』に変わったことを確認してください。
『通常画面』では、フレームカウントという時間内に、位置を移動できます。
そのため、『移動先』を指定する欄が現れるわけです。(注:フレームカウント1では現れない)
『固定画面』は動かすことができない故にフレームカウントが当然0なわけです。
『固定画面』と『通常画面』の切り替えは装備させているボタンでもできますが、
フレームカウントに数字を入れることによって切り替えた方が間違いがありません。
数字を写し終えたらイベントプレビューボタンで確認してみてください。
何度も●が左から昇ってきますね。
次に、そのイベントリストのテキスト0002を反転させ右クリックし、コピーを選択します。
更に一番下の「---------」=フレーム31となっているところを反転させ右クリックし、
貼り付けを選択します。
フレーム31にテキスト0002がコピペされました。
今度はそれをダブルクリックし、イベントのプロパティを↓のように変更します。
描画位置 |
xを100 |
yを50 |
移動先 |
xを220 |
yを50 |
イベントプレビューすると、●が中央左から中央右に何度も移動しますね。
更に、フレーム61にもテキスト0002をコピペし、イベントのプロパティを↓のように変更します。
描画位置 |
xを220 |
yを50 |
移動先 |
xを420 |
yを300 |
イベントプレビューすると、●が何度も右に沈みますね。
…と、このように同じ深度に次々と新しいイベントを加えてきたわけですが、
同じ深度にはふたつの画像を置けないので、次から次へと切り替わることになります。
更に、フレーム91で右クリックし、アクションを挿入を選択します。
未定義というイベントが加えられますので、
ダブルクリックしてイベントのプロパティを開き、
アクションのプルダウンメニューから停止を選択し「適用」をクリックします。
イベントリストは↓のようになっているでしょう。
それでは、左上のプレピュー⇒プレビューウインドウを指定してみましょう。(以降、プレビューとだけ記載)
↓のようになっているはずです。
◎プロジェクトファイルsample12.pfl
「停止」を入れないと、フラッシュはフレーム91からフレーム1に戻り、繰り返し再生されます。
試しに「停止」を右クリックで切り取りしてから、プレビューしてみましょう。
確認し終わったら、貼り付けで元の状態に戻し、
ファイル⇒上書き保存しておいてください。(以降この説明は省略)
さて、まだ作成途中ですがここまでの.pflをフラッシュ=.swfに変換させてみましょう。
.pflはパラフラのプロジェクトファイルですから、そのままではフラッシュとして見ることができません。
また.swfとして出力しても、.swfを見るためのフラッシュ専用プレイヤーがないと見れません。
そのような専用プレイヤーをスタンドアロンプレイヤーと呼びます。
Macromedia Flash Playerはブラウザでフラッシュを再生させるためのプレイヤーで、
それ単独ではフラッシュを見ることができないので、スタンドアロンプレイヤーは他に用意したほうがいいでしょう。
フリーソフトでもたくさん出ていますので、探してみてください。
では、ファイル⇒SWFファイル生成で任意の名前をつけて、保存してください。
スタンドアロンプレイヤーで直接見たり、
あるいはブラウザにドロップすることによってMacromedia Flash Playerで見ることができます。
二学期はこれで終了です。